会社からの束縛がなくなる
会社員でいることで陥りがちなマインド
会社員である以上、組織のやり方に従い、その歯車のひとつとして従順に働くということが正解かもしれません。自分の社内での価値は、上司からの評価で決められるので、会社で成長していくためには常に評価され、選ばれる道を行く必要があります。そのためにも徹底的に仕事をして人と幅広く付き合い、積極的に資格を取得するなど、いつも努力をし続ける必要があります。仕事を自分で選ぶということはもちろんできませんし、割り当てられた仕事を拒否する権利もありません。日本人の会社員の多くは、進んで仕事を多く抱えて遅くまで働き、休日出勤もいとわないという働き方を選択しています。自己犠牲を美徳とする文化的背景も手伝っているかもしれませんが、その精神が全て仕事に向いてしまっているという状況は、世界的に見ても少し偏りがある状況です。
システムエンジニアとしての選択肢
システムエンジニアを辞めたいと考えている人であれば、選択肢は大きく分けて2つあると考えられます。ひとつは転職をして別の企業の会社員になることで、もうひとつはフリーランスのシステムエンジニアになることです。働いたらその分お金になるのは確実にフリーランスです。会社員も働いた分だけお金が貰えますが、あくまでも決まったお金が貰えるというだけのことです。フリーランスはリスクが強調されている側面があるので不安定な印象がありますが、逆に言えば収入をさらに増やせるだけの伸びしろがあるということなのです。
フリーランスで束縛から解放される
フリーランスになると、その名の通り本当に全てが自由です。働く場所も時間も量も自分次第なので、会社員では感じることがない解放感があります。社内外で頻繁に行われる研修や出世のための資格取得、その他の活動、気の進まない同僚や上司などとの付き合いもないので、いろいろなものからの束縛が一切なくなります。会社員によくある持論としては、会社の歯車のひとつとして自分を犠牲にするのは社会人として当然というものがありますが、全て仕方ないことだという言葉でのみ込むしかないというその考えこそが、「社畜」を生み出す原動力になっているのではないでしょうか。そして、それが本当に社会人としての正解なのでしょうか。
本当は、会社の仕事のために自分や家族とのプライベートな時間を犠牲にすることが幸せと感じる人は多くありません。ですから、自由な働き方ができるフリーランスという道で働く時間を減らして収入を増やせる可能性があるならば、そうするだけの技術と経験を持つシステムエンジニアにとっては魅力的な選択肢となるはずです。